楽法会とは
楽法会(ぎょうほうかい)は、鳥取・島根両県の浄土真宗本願寺派の青年僧侶(若いお坊さん)たちの会です。
「青年」といっても、45才までを「青年」として頑張っています。
私たちの宗派のお寺は、山陰(鳥取県・島根県)におよそ450ヶ寺あります。
その山陰地区を合わせて 浄土真宗本願寺派では
「山陰教区」と呼んでいます。
そしてそれが 東西に約300キロを超える範囲に広がっているわけですから、その連絡・活動は、容易ではありません。
特に、学校を終えてお寺に帰ったばかりの 若い僧侶にとっては、これだけ広範囲だと、どんな仲間がどこにいるのかさえ、なかなか わかりません。
せっかく、同じ教区で同じ道を歩んでいながら、その僧侶たちが「点」として活動していました。
それならば、その「点」が、お互いにつながりあって(連携して)、「線」となって躍動していこう、そんな願いが
この楽法会発足の原点です。
それは、「相互の親睦連携を密にし、教区の課題に対応し、伝道教化に努める」という会則で示されるような方向性を持ちます。
また、先のとおり、地域的な広がりがありますので、5つの地区ブロック(鳥取・出雲・石東・邑智・石西)ごとの活動も進めています。
そして、楽法会の活動は、特定の地域や団体などの枠・利害にとらわれることなく、「青色青光・赤色赤光…」のごとく、さまざまな個性をもつ者が、互いを認め合い、お念仏ひとつに結ばれた上で、研鑚・向上していくものでなければならないと考えます。
したがって、楽法会は あくまで若い僧侶たちみんなの自由な会であり、宗派から助成金をいただく宗派の団体ではありません。私たちで歩みを決めていく「任意団体」です。ですから、宗会議員選挙などにあっても、特定の候補者の支援団体となることはありえません。当然、会員相互のネットワーク(連携・親睦)自体もまた、他の組織・団体とは別次元(政治色とは無縁の)のものとして、澱(よど)むことのない自由な雰囲気のものでありたいと願っています。
おかげさまで、平成3年の発足以来、同じ山陰にいながら、なかなか出合うことのできなかった仲間と心を通わせることができました。そして、定例の研鑚・親睦行事のほかに、青年僧侶の全国大会を2度
お引き受けしたり、あの阪神淡路大震災の年には、一丸となって復興支援活動に取り組んできました。
平成13年は 楽法会の発足から10周年に当る年でもあります。
そこで、会員相互のネットワークをさらに 充実するために、ここに
ホームページを開設します。
広範囲な、そして 過疎にあえぐ不便な山陰だからこそ、いっしょに
つながって 歩みを進めていきましょう。
へ戻る
このページのトップへ戻る